2017年3月11日土曜日

2017/03/11 ともに生きる



福島原子力発電所からわずか24.5kmにある原町聖愛保育園。そこには今でも多くの子供たちが生活しています。様々な事情から避難できなかったこどもたちを守るため、原町聖愛保育園の先生方は、自らの意志と、覚悟をもって現在も保育園を守り続けています。子供たちは放射能の脅威のため、砂浜で土遊びをすることも、木々にふれたり、虫にふれたりすることもできません。決められた制限の中でたくさんの制限のなかで、いまも暮らしています。



今から6年前、東日本大震災の直後、いのちの森では塩澤研一、みどりを筆頭に、あることを皆で決心しました。それはむこう30年間、福島で暮らす子供たちにいのちの森光の水農園で採れる無農薬、無化学肥料の安全安心のお野菜を送り続けるということです。お野菜定期コースの会員の方々の会費の一部もこの活動を支えてくださっています。



1年、2年という一時的な問題ではなく、むこう30年間お野菜を送り続けること。これにはいのちの森にとっても大きな意味を持っています。それはそのお野菜を食べ、その子供たちがまた大人になり、子供を授かり、またその保育園に戻ってくるその日まで送り続けること。それが私たちの目標でもあります。



また、福島原子力発電所に限らず、今後私たち人間がま向かっていかなければいけないエネルギー問題は、それくらい腰を据えて本気で取り組んでいかなければいけないと思っているからです。



そして何より、子供たちを守るために今でも残り続けている原町聖愛保育園の先生方のその志。



それは本物であり、人間にとって最も大切なことを実践している方々だと私たちは尊敬し、そのような志こそ、いのちの森の理念に深く共振するものだったからです。



昨年は園長先生方がいのちの森を訪れてくださり、私たちに福島の実態と、感謝の思いを伝えてくださりました。

そのなかで頂いたお言葉です。

「子供たちは本当にお野菜が届くのを楽しみにしているんです。

届いたらこどもたちのまえで段ボールを開きます。

そうするとみな目をキラキラさせてお野菜をきそって手にします。

なかには、きゅうりにその場でかぶりついて、つまみ食いする子もいたり・・・。

そのお野菜を皆で洗って、調理して、いただくんです。

普段お野菜が嫌いで、食べない子供たちも、いのちの森のお野菜はなぜか美味しそうに食べるんです。本当に子供たちは喜んでくれています。」



私たちにとってこれほど嬉しいことはありません。



放射能が人体に及ぼす影響は、まだまだ未解明の部分があります。決して楽観できないことですが、私たちの自然栽培のお野菜が、すこしでも子供たちの体を守ってくれることが、私たちの祈りです。



私たちには夢があります。それは福島の原町聖愛保育園のこどもたちを、私たちのいのちの森に招待し、大自然の中で思いっきりのびのびしてもらうことです。畑の土をいじったり、野菜をとったり、虫に触ったり、子供らしく、思う存分大自然をいのちいっぱい感じてもらうことです。



実現への道はさまざまな現実的問題がたちはだかっていますが、一歩一歩、私たち自身も力をつけていつか必ず実現させたいと思います。





いのちの森はこれからも

「ともに」

一生懸命生きていきます。

ありがとうございました。