2012年3月12日月曜日

3月12日 水輪の中心 さおりさんについて

皆さん、こんにちは。
今日はさおりさんについて少しお話させていただきます。



さおりさんは水輪の中心です。
水輪ができた大元です。
どういうことかというと、
出産時に前頭葉脳損傷を負って生まれたさおりさんは、
話すこと、自分で食べること、歩くこと、排泄すること、
ができません。
今年でさおりさんは37歳です。
生まれた時から医療ミスで脳損傷を受けてしまったため、
5歳くらいまでしか生きられないと言われていましたが、
お父さんもお母さんもあきらめずにがんばってきたので
37年も生きてこられました。
そんなさおりさんを育てていく中で
自己を成長させることをしてきたみどり先生と研先生。
みどり先生は、
「もし、さおりがあなただったら」と実習生のことをおっしゃいます。
実習生の身の上にさおりさんのことを重ね合わせて
ぜったいにあきらめない心で、
一人一人が良くなっていくことを願われています。
だから、さおりさんという存在のおかげで
私たちが水輪で学ばせていただくことができているのです。

先日、早穂理庵(母屋、さおりさんのおうち)へ、
日赤病院からさおりさんの訪問看護師さんがいらっしゃいました。
深澤看護師さんです。
深澤さんは、訪問看護の師長さんです
採血をしてくださいました。
さおりさんは、子どもの頃から慣れているせいか、
注射はへっちゃらです。
お薬の血中濃度や、
血液の栄養状態などをみるために採血します。
又、お薬の後遺症で糖尿病になってしまっているさおりさんは、
A1c(血糖状態を表す)の値が普通より高かったりします。
逆に、タンパクの取りこみが悪いので、
タンパクの値が低かったりします。
血液検査の結果によって、
今も、お薬の調整をしたり、
さおりさんの食事も変えています。

これから、
少しずつ、
水輪の中心である
さおりさんのことを
お話させていただいていこうと思います。

ありがとうございました。