2009年7月23日木曜日

7/22 水輪ができるまで 1

みなさん、こんばんは。
今日は水輪のできたときのお話をしたいと思います。
ちゃのまるちゃんの愛称で親しまれている、塩沢先生方の娘さんの早穂理さんは、今から34年前に生まれました。

お産による分娩障害で、生まれたときに子宮口に頭がつまったままで帝王切開ができませんでした。
そのときに負った脳損傷で、自分で歩くこともしゃべることも食べることすら出来ない体になってしまいました。
一生誰かのお世話が必要なこの子をどうやって育てていけばいいのだろう・・・
みどり先生は酷く苦しんだそうです。
近所の人からは陰口をたたかれ、スーパーに行っても逃げるようにして買い物を済ませ、どこに居ても襲ってくる人の目と自分を責めるこころ、そして早穂理さんを責めている自分・・・
どうすればこの暗闇から解放されるのだろう。

一家は住まいを飯綱の山の中へ移し、みどり先生はますます孤独と対峙していくようになりました。
自分を見つめる。
この子(早穂理さん)と何処へ行けば楽になるのだろうか。
ただひたすら巡り、変わっていく季節をいくつか過ごし、飯綱の自然は何かを気づかせてくれたのかも知れません。
「答えは自分の中に有る。」
そこまでいくのには幾多の苦難を乗り越えたことでしょう。
今、みどり先生と早穂理さんが繋がっていられるのは、自分とは何か、己を知り人と繋がることを深く見つめ続けたからでしょう。

水輪ができるまでのお話は、次回へ続きます。

つづく。