2008年4月2日水曜日

今日の早穂理ちゃん

今“よるまる”ちゃんなので、早穂理ちゃんの起床は23:40でした。
真夜中の0:00より朝食です。
12cc入るスポイトで裏ごしをした食べ物をお鼻のチューブから入れていきます。

お口から食べられないものの、胃に食べ物が入るとうれしそうにしています。
この“裏ごし食”の中には、酵素玄米、野菜、動植物性蛋白質、海草、種子類などさまざまなものを混ぜています。

他の時間にも果物をジューサーで搾った果汁やヨーグルトなど、早穂理ちゃんの体力が落ちずに回復するように、研先生が過去の経験から考えたメニューを、起きている時間に2時間おきにあげています。

80日の入院生活で体力は落ちましたが、自分で起きあがろうとするなどやる気は満々です。まだ自分で起きあがれないので、スタッフで起こしてあげます。
座るのもまだきついみたいで、前のように長時間はできませんが、肺に溜まる痰を出すのにも良い姿勢なので、一日に2回ほどリハビリします。

この他に一日三回の抗けいれん剤の投与、体を拭いたり、排泄の時間など、早穂理ちゃんは結構忙しいです。そんな関わりの中から、我々スタッフは大切なものを頭ではなく、実体験として受け取ることができるのです。

愛は理屈ではありません。真夜中のご飯は眠い目をこすりながら作ります。その時の心の葛藤をしっかりと見つめます。その時に見えてくる“自分”。良い自分と悪い自分が騒いでいます。このエゴとの戦いは肚の気力が無ければ負けてしまいます。

理屈でいくら「早穂理ちゃんのため」などと思っていても、行動が出来なければ愛ではありません。“眠い”“休みたい”という自分にフォーカスせずに今やっていることに意識を集中するのです。まさに「今 ここ 自己」になりきるのです。
そうすると見えてくる世界が変わってきます。

早穂理ちゃんは私達の先生です。彼女の存在はエゴに負けそうになる自分の心を、常に正しい方向に導いてくれます。
夜中に眠いからと痰を取らなければ、彼女は死んでしまいます。訴えのない彼女を大変だからとほっておけば確実に死んでしまうのです。

この一日一日のエゴとの戦いは確実に私達の心を強くしてくれます。
早穂理ちゃんとの関係はワーキングスタディの原点です。


以外ですが、早穂理ちゃんは写真を撮られるのが嫌いです。カメラを向けると嫌そうな顔をするので、いいお顔をとるのはけっこう大変です